オーディオシステム構築での失敗談~電源対策~
僕が使っているアンプ類は、低価格の機能を最小限に絞ったものであるため、電源やノイズ対策にも気を遣わなければならない。メーカー製の高級なアンプ類は音質に影響を与える様々な要因を考慮してシステム的にもっともよい構成で作られているので、こういうことはあまり考えなくても済むかもしれないが、オペアンプを交換して音質の違いを楽しむとかの楽しみは少ない。
子のオーディオを始めたころは電源やノイズといったことは全く知らず、いろいろ音質を少しでも良くしようと頑張っていく中で出てきたものだ。いろいろと調べまくり、思い悩んだ末、今では満足できるくらいの安定した音質で楽しめるようになったので、反省もかねて少し書いてみたい。
長くなるのでノイズ対策は後にして電源について書いてみたい。
メーカー製の完成されたオーディオシステムは、100Vの交流電源を使用するものがほとんどだと思うが、僕がやっているPCオーディオで、しかもDAC、真空管プリアンプ、パワーアンプ内蔵のアクティブスピーカーを使う場合は、スピーカーは別として、DACと真空管プリアンプは、PCのUSBから供給される5V、1A程度の直流電源で動くように作られている。確かに、それで動作はするが、音質を考えると十分ではないのだ。
音楽は、小さい音から大きい音まで含まれ、それにより必要な電流の量も変わる。つまり電圧は5Vでも、電流が刻々と変わるのだ。場合によっては1A以上の電流が必要な場合があり、そのようなときは音質に大きい負の影響が出る。
これを考えると、最低でも3Aの電流を供給できる電源を考えておく必要があるようだ。なので、家庭用の交流→直流電源アダプターは、出力3A以上のものを選んだほうが正解だということになる。
これを、知らずに、初めは1.8Aのものを使用していたが、音質に納得がいかず悩んでいたが、いろいろ調べた結果、3Aのものに変えた。
これ以降、音質はかなり向上し、ほぼ満足できるようになったのである。確かに電源は大切なんだなぁと実感した。
以下は電源アダプターの写真 電源ノイズ除去機能のついた電源タップを使用している
追記
PCオーディオは、USB端子からデジタル信号を取り出して楽しむものだが、この場合の注意点として、PC内蔵のオーディオボードなどは使わず、DACを別に用意することだと思っている。
しかも、PCにインストールする必要があるオーディオプレイヤーは、ハイレゾ対応、ASIOとWASAPI対応のものを選ぶ。ハイレゾ対応は大切だ。
PC内蔵のオーディオボードの場合、PC内にあふれている電磁波の影響を受け、音質に悪影響をうける。対して、外付けのDACならその影響はあまりない。
さらにDACとASIO・WASAPI対応のプレイヤーを使うことによって、PCのWihdowsのオーディオ機能を通さず、USBから直接デジタル信号を取り出すことができるので、最高の音質を手に入れられる。ASIOという再生方法には、Windowsのオーディオ機能を通さない「排他モード」になっており、WASAPIには「排他モード」が選択できるようになっている。
WINDOWSのオーディオ機能を通すと、音質がかなり悪化するとのことで、納得がいく。
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