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2023年3月

オーディオシステム構築での失敗談~その他もろもろ~

DACについて

僕の場合はPCオーディオであり、PC(USB端子)→DAC→真空管プリアンプ→アクティブデスクトップスピーカー(パワーアンプ内蔵)の構成になっている。音楽信号の流れを川に例えれば、PCが最上流でスピーカーが最下流となる。

この場合、最上流のPCから送られるデジタル信号は、CDから取り込んだものにせよ、ダウンロード販売で取り込んだものにせよ、自分では変えられない。オーケストラ等の演奏をCD等に録音した時の良し悪しでほぼ決まる。

なので、自分で変えられるのは、DAC以降ということになる。この範囲で最上流はDACなので、DACの性能が最重要。つまりDACから出る音声信号が、自分で変えられる音源ということになる。音源が良いことがまず一番。

僕が選んだDACは、次の写真の2機種である。左は、中国メーカーのToppng D10Sで、右が中国製のものを部品を厳選するなどしてチューニングした日本のノースフラットジャパンという会社のFx-Audio DAC SQ4Jである。どちらも1万円程度で、オペアンプを良いものに交換すると10万円クラスの音質になると評価する人もいるくらい、コストパフォーマンスに優れた機種と定評である。

僕の感想でも、これは納得で、もっと高価なDACの音は試しようがないものの、値段からすれば非常に良いものだと思っている。Gedc6485

定評のあるTHS4631というオペアンプがある。これは、発振しなければプラチナ音質になるといわれるくらい良いものであるが、とても発振しやすいため使い方には要注意。発振とは、例えばスピーカーの前にマイクを向けるとピーと大きな音が鳴るがあのようなことらしい。発振すると雑音がひどくなり、オペアンプのかなりの熱をもち、ほぉっておくとアンプ自体が壊れるというこわいもの。

このTHS4631であるが、Topping D10Sは、平気でいい音で鳴らしてくれるので頼もしい。今時の中華製のものは侮れない。

ノイズ対策について

オーディオファンの間でいろいろと語られるものの中に、ノイズ対策がある。電源ノイズ対策と、各機器をつなぐケーブルに入り込むノイズ対策がある。

電源ノイズとは、家庭用交流電源に含まれるノイズが、DCアダプターを通じてアンプなどの機器に入り込むものである。これは、僕の場合はノイズフィルター内蔵の電源タップで対策をした。少しではあるが音が澄んだように思っている。

各機器をつなぐケーブルに入り込むノイズに対しては、ケーブル自体を選ぶときにシールドが何重にもされているものを選んだり、ケーブルの周りに銅の薄いテープを巻き付けるなどして対策をした。下の写真の通り。

でかい電源タップがノイズ対策されたものGedc6481_2

Gedc6475

いろいろと苦労して対策はしたが、ノイズ対策は電源を強化したほどの変化はなかったので残念だが、自己満足で何とか納得している。これはきりのない対策でこれで十分だと思っている。

最後に、DAC、真空管プリアンプ、パワーアンプ内蔵スピーカーといった、ばらばらの機器をつないで聞く時の注意事項がある。僕は初めは知らなくて悩んだものでした。

それは、パワーアンプ内蔵のスピーカーの上流にあたる、真空管プリアン,DAC【ボリュームが付いているもの】のボリュームは最大にして、パワーアンプのボリュームで音量を調節するのがベストだということ。アンプにはちゃんと増幅できる最小音量があり、これに満たないと音質が悪くなるから。

自分のメモのようにと思い、いろいろ書いてきたが、一応これで区切りをつけたいと思っています。

オーディオシステム構築での失敗談~オペアンプ同士の相性~

これまでにも書いたことだが、僕のオーディオシステムは、PC(USB端子)→DAC→真空管プリアンプ→スピーカー(パワーアンプ内蔵)の順につないだシステムである。

使用しているDACは、LINE出力(プリアンプまたはスピーカーへの出力)手前のオペアンプは好きな種類のものに交換できるようになっている。これで音質は変化する。また、DACから信号を受け取る真空管プリアンプは、真空管とオペアンプの両方で処理した信号をスピーカーへ出力するタイプ(ハイブリッド式)のものと、オペアンプは使わず真空管だけで処理するタイプのものがあり、一応その両方のタイプのものを持っている。ハイブリッド式のプリアンプはオペアンプが交換できるようになっていて、これも好きな種類のオペアンプを使い、音質の変化を楽しめる。

※交換するオペアンプはなんでもよいというわけではなく、そのアンプの規格に合ったものである必要があるので、注意が必要。

つい1ヶ月ほど前までは、ハイブリッド式の真空管プリアンプを好んで使っていたが、どうにも音質に不満があり、それが悩みの種のなっていた。いろいろとネットなどで調べても正解が出ず、あきらめかけていたが、以前から複数の種類のオペアンプ同士の間には相性がある。これとこれの組み合わせだと音が悪くなるとかいうやつだ。これを思い出した。

ひょっとしたら、DACのオペアンプと真空管プリアンプのオペアンプとの相性関係により、期待した音質が得られないのではないだろうか。そう思い、あまり使わずに眠っていた、オペアンプを使わない真空管プリアンプを出して、試行錯誤を繰り返すようになった。

もちろん、信号をプリアンプに送り出す側のDACのオペアンプは、僕が一番気に入っているオペアンプとした。

ところがところが、音が化けた。DACに使っているオペアンプの音の良さはそのままに、真空管により音が少し柔らかくなり、音の厚みも増し、弦楽器のハーモニーなどは一層きれいに再生するようになったのだ。音の解像度も十分満足でき、音楽の中に入っている楽器の音数も増えた。

ここで自分なりに出した結論は、

真空管プリアンプから見れば、音の上流であるDACの音質をきちっと押さえることが大事。

原音良ければチープなスピーカーでも音はよくなる・・・・これだ。

数あるオペアンプ同士の音の相性を調べるのは、知識に乏しい素人では不可能に近い。

なので、DACだけの使用ならともかく、プリアンプをつなげるのであれば、オペアンプを使わないタイプのものが無難。

今までのもやもやが一応晴れた。

ハイブリッド式の真空管プリアンプの内部(右上にある四角い緑の基板が交換したオペアンプ)

Gedc6482

オペアンプを使わず真空管だけで信号処理するタイプのアンプの内部Gedc6483

追伸

オペアンプを使うハイブリッド式の真空管プリアンプがもったいないので、今後DACのオペアンプを自分の好みに限らず、癖のない素直な音を出すオペアンプに変えて、試行錯誤をしたいと思う。

オーディオシステム構築での失敗談~電源対策~

僕が使っているアンプ類は、低価格の機能を最小限に絞ったものであるため、電源やノイズ対策にも気を遣わなければならない。メーカー製の高級なアンプ類は音質に影響を与える様々な要因を考慮してシステム的にもっともよい構成で作られているので、こういうことはあまり考えなくても済むかもしれないが、オペアンプを交換して音質の違いを楽しむとかの楽しみは少ない。

子のオーディオを始めたころは電源やノイズといったことは全く知らず、いろいろ音質を少しでも良くしようと頑張っていく中で出てきたものだ。いろいろと調べまくり、思い悩んだ末、今では満足できるくらいの安定した音質で楽しめるようになったので、反省もかねて少し書いてみたい。

長くなるのでノイズ対策は後にして電源について書いてみたい。

メーカー製の完成されたオーディオシステムは、100Vの交流電源を使用するものがほとんどだと思うが、僕がやっているPCオーディオで、しかもDAC、真空管プリアンプ、パワーアンプ内蔵のアクティブスピーカーを使う場合は、スピーカーは別として、DACと真空管プリアンプは、PCのUSBから供給される5V、1A程度の直流電源で動くように作られている。確かに、それで動作はするが、音質を考えると十分ではないのだ。

音楽は、小さい音から大きい音まで含まれ、それにより必要な電流の量も変わる。つまり電圧は5Vでも、電流が刻々と変わるのだ。場合によっては1A以上の電流が必要な場合があり、そのようなときは音質に大きい負の影響が出る。

これを考えると、最低でも3Aの電流を供給できる電源を考えておく必要があるようだ。なので、家庭用の交流→直流電源アダプターは、出力3A以上のものを選んだほうが正解だということになる。

これを、知らずに、初めは1.8Aのものを使用していたが、音質に納得がいかず悩んでいたが、いろいろ調べた結果、3Aのものに変えた。

これ以降、音質はかなり向上し、ほぼ満足できるようになったのである。確かに電源は大切なんだなぁと実感した。

以下は電源アダプターの写真  電源ノイズ除去機能のついた電源タップを使用しているGedc6481

追記

PCオーディオは、USB端子からデジタル信号を取り出して楽しむものだが、この場合の注意点として、PC内蔵のオーディオボードなどは使わず、DACを別に用意することだと思っている。

しかも、PCにインストールする必要があるオーディオプレイヤーは、ハイレゾ対応、ASIOとWASAPI対応のものを選ぶ。ハイレゾ対応は大切だ。

PC内蔵のオーディオボードの場合、PC内にあふれている電磁波の影響を受け、音質に悪影響をうける。対して、外付けのDACならその影響はあまりない。

さらにDACとASIO・WASAPI対応のプレイヤーを使うことによって、PCのWihdowsのオーディオ機能を通さず、USBから直接デジタル信号を取り出すことができるので、最高の音質を手に入れられる。ASIOという再生方法には、Windowsのオーディオ機能を通さない「排他モード」になっており、WASAPIには「排他モード」が選択できるようになっている。

WINDOWSのオーディオ機能を通すと、音質がかなり悪化するとのことで、納得がいく。

いらっしゃぁ~い

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    我が家には、犬のハッピー(ゴールデンレトリバー・メス)とうさぎのぴょん吉(オス)がいました。ぴょん吉は2006年春に捨てられていたのを偶然に飼うことになったものです。 ただ、今は天国へと旅立っています。思い出として残しておきます。

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