先の土曜日に、県立病院へ見舞いに行った。高校のときから仲のよかった友人の奥さんが、今年2月から病気で入院しているからだ。この話を聞いたのがつい先日。
もう一人の友人が、たまたま用事があって電話をかけたときに初めて聞いたのだ。3月に仲間4人が集まったときには、本人からは何も聞いていなかったので、何で言わなかったのかと、少々他人行儀な気がしていた。
そういう思いを胸に病室を訪ねた。休みの日で友人も病室におり、顔が痩せこけた友人の姿に驚きつつも、比較的元気そうな奥さんの姿に安心した。友人と二人で病室を出て、コーヒーの自動販売機のところでしばらく話を聞いた。驚きと切なさが僕の胸を支配した。
その友人の奥さんは癌で、もう処置のしようがない状況だということなのだ。今は一時的に元気そうに見えるが、よくなる見込みはないとのこと。これを聞けば、どういうことなのかはおわかりだろう。今は、その友人と娘さん、そして奥さんの実家のお母さんと交代で、看病しているそうだ。
この仲間とは、お互いの結婚式には呼び呼ばれで、もちろん同じ歳。とても他人事とは思えない。おそらくその友人は、このことは他人には言えなかったのだろう。言えば自分が辛くなる。その気持ちは僕にも容易に想像できる。
いま、その状況を語ってくれるようになったのは、おそらくその友人の心の中に、いくばくかの覚悟、あきらめ・・・・がでてきたのだろうと思う。
僕にも、なんと言ったらいいのか言葉がなく、「できるだけ奥さんと一緒にいてあげてな」という言葉をかけて病院を後にした。
その奥さんは、頑張り屋さんで、仕事にかまけているうちに手遅れになってしまったようだ。50代というと若いと言う人もいるが、いろいろな病魔に侵されやすい年代でもある。自分たちも気をつけないとな・・・・・そういう気持ちをあらたにしている。
アゲハチョウが羽化しました。羽を乾かしているところ。2時間ほどあとにはどこかへ飛んでいきました。左上に抜け殻が・・・・・・。
そして、今なお幼虫が育っています。よくみるとかわいいと思うんだけど・・・・・・・。
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